| 1 スタイロフォームの積層 ディオラマの飾り台(ベース)の基礎(ベース)を作ります。笑
いつものようにスタイロフォームを使いますが、完成しているスキャンメルを置き、脇役やフィギュアなどの配置をイメージしながら周囲に必要な空間を確認してベースの大きさを決めました。
また、スタイロを積層して高低をつけました。スタイロどうしの接着は木工用ボンドです。
いつもはCDケースくらいの正方形のベースを作っていますが、今回は長物なので必然的に大きなものに。比べると約2倍の大きさとなりました。

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| 2 紙粘土による地面の成形 100円ショップの軽量紙粘土を表面に薄く盛り付けて地面をならしました。
余った粘土はあとで修正作業で使うので、ジップロックに入れて保管することで、ある程度の期間は開封時と同じ柔らかい状態を保つことができます。
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| 3 表面の仕上げ タミヤの情景テクスチャーペイントを使って砂漠っぽくしました。初めて使いましたが、簡単に砂漠っぽい表面が再現できました。
塗ったときには滑らかな感じの表面ですが、水分が抜けるとちゃんとザラザラした感じに仕上がります。
ミニスケールに使うと少し粗い感じもありますが、砂漠という「記号」をわかりやすく表現していると思います。
手順は…
@ 古い面相筆を使って表面に塗り広げる。作業中は都度筆を水で洗って綺麗な状態を保つようにして、少し水を含ませると塗りやすい。
A 灰色系のパステルを混ぜて色味の変わったペーストを部分的に塗って、広い面積が均一になりすぎないように変化をつけた。
B 筆ムラの残った部分は歯ブラシでトントンと軽く叩いて周囲に馴染ませた。
C テクスチャーペイントは色が鮮やかすぎるので、Mrウエザリングカラーを薄くランダムに塗って、表面の色を落ち着かせました。
今回は完全な砂上ではなく、砂漠周辺の乾燥地帯のイメージなので、植物などあとでさらにいろいろ追加していきます。
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| 4 枠の製作 @ 0.5ミリ厚の塩ビ板を形状に合わせてカットし、4面に木工用ボンドで貼り付けました。
A さらにその外周に100円ショップで買った板を両面テープで貼り付けました。
B さらにその外周に板を両面テープで貼って台座としました。
C 板部分には水性ニスを塗りました。
1日乾燥させると、周りを囲った塩ビ板と地面の間に隙間がけっこうある事に気がつきました。 ここは爪楊枝の先を使って情景テクスチャーペイントを少量だけとり、丁寧に詰めて埋めました。
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| 5 車両の固定 スキャンメルのタイヤ底面に0.5ミリ径の真鍮線を打ち、スタイロのベースに刺すように固定しました。
タイヤの底面はヤスリで削って平らにしてありましたが、うまくベースの凹凸を合わなかったため、後部タイヤの周囲に紙ねんどを追加で盛って接地面積を増やして、積載物の重量で沈んだ状態を再現しました。(そのあとこの部分だけ情景テクスチャーペイントでリタッチして周囲の地面に馴染ませました。)
また、車両を固定すると作業ができなくなるので、事前にワイヤーを通してからトレーラー部を地面に固定しました。
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| 6 ディティールの追加@ スキャンメルに細かいパーツを追加しました。さあ、これでもう触れなくなりました。(笑)
やはりソフトスキンは細かいパーツが多いほど見栄えがしますね。
@ラジエター上のオーバーフローバルブ
A車間表示ポール
Bバックミラー
Cドア(開閉レバーもつけました。)
D車幅灯(?)
Eステップ
F前輪にかませるストッパー(床裏面に収納され、一部が見えています)
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| 7 ディティールの追加A Gウインチの巻取りハンドル
H道具箱のフタ
Iラックのフタとチェーン
J積載車両別の重心位置の表示(?)を余ったデカールで再現しました。
K固定金具用のチェーン
地面には、後部の傾斜路を格納するときに使う金具をプラ棒で自作して追加しました。
作業中に邪魔にならないように、後部タイヤに沿って並べておくようですが、実際の運用ではもう少し雑な扱いだったのかなあと思いながら、少しだけ斜めに置きました。
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| 8 ストラクチャーの製作 ナツメヤシを作りました。
幹は吉岡さんの「アドバンスド グランド ワークス」を参考にエポパテで作り、ランナーで作ったスタンプで表面にモールドをつけました。
幹の途中にあるヒゲのような枯れた葉脈の残滓は、余ったヤシの葉の先端部をカットして使いました。葉は「紙創り」です。
ヤシはココナツヤシとナツメヤシで製品が違います。また、ナツメヤシでは72スケールの葉がないため48を使いましたが、そんなに違和感はありませんね。
ナツメヤシはココナツヤシのようにしなだれるのではなく、放射状に伸びているような画像が多かったので、2セット使ってワサワサと茂らせてみました。
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| 9 4号の固定@ 脇役である4号F2型をスキャンメルのトレーラー上に固定しました。
車体底面に真鍮線を打って、トレーラーのフレームの隙間から地面に刺すようにして固定しました。
真鍮線はジャーマングレーで塗装して、車体の間から見えても目立たないようにしました。
その後、滑ってずれないようにトレーラー表面と接した転輪部分には流し込み接着剤をつけて補助的に固定しました。
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| 10 4号の固定A ここまで工程が進んで、やっと滑車や牽引ケーブルを取り付けることができます。
三角形の牽引用金具ヨーク(Holle bone yoke)と車両側の滑車を先に取り付けました。プラ棒では強度に不安があったので、ヨークの前後の金具を0.3ミリ真鍮線で作り瞬間接着剤で点付けして固定しました。
細かいプラのパーツが多いため、前後にテンションをかけて引っ張って固定しようとすると簡単に壊れてしまうため、まずは前後の滑車は一直線になるように角度を調整して接着し、それぞれで自立するようにしました。さらにワイヤーを接着して前後の滑車が繋がることで、牽引装置全体で強度を出して自立できるようにしました。
ワイヤーは上の5で紹介したモデルカステンのソフトステンレスワイヤーです。(ちょっとたるんでいるのは見逃してね。)
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| 11 全体のようす 背景には砂漠の青空の画像を厚紙に出力したものを立てかけてあります。
あとはフィギュアですね。もう一息です。
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