FAMOのキットはレベルとトランペッターの2社からリリースされていますが、パーツが多くて密度感のある再現ができそうなトランペッターを選びました。
ただ、トランペッターのキットはフェルディナントで経験したようにパーツの裏面が荒く、パーツどうしを組み合わせるためにヤスリがけで時間がとられてしまうという難点があります。
パーツ数が多いだけに、この部分が大変だと思いますが、さて、どうなるか。
1 今回のお題 某大手35スケールキットを大いに参考にしたといわれるトランペッターのFAMO。 改造用にはバリや気泡もない素晴らしいCMKのレジン製クレーン(ただしレベル用)。 今回はこの2つを使って、sd.kfz9/1 FAMOクレーンを作ります。 |
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2 車体下部の製作@ 筆塗りで製作する場合、どこまで作ってから塗装するかでいつも悩みます。 あまり細かいと塗装で時間がかかりますし、あまり組み立てが進んでしまうと、筆が入らない場所が出てくるためです。 今回はここまで組んでから、ダークアースで基本塗装をしましたが、案の定、各パーツの裏面がでこぼこで、接着のための整形に時間がかかりました。 |
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3 車体下部の製作A 説明書をじっくり読んでこの先の工程を考え、前輪フェンダーをこの時点で接着してしまいます。 下地塗装の上からいきなり車体色でドライブラシで塗装していきます。 今回は青味少なくしたかったので、bR01 現用米軍チャコール迷彩用グレーを使ってみました。 つや消し白を混ぜて明度を上げながら、3段階のドライブラシをかけました。 凸部だけが車体色になり、凹部には地色が残って泥や埃がついた感じになります。 最後に銀で軽くドライブラシをしたあと、リムのゴム部分をジャーマングレーで塗装します。 フェンダー上面は、あとで作る車体上部と合わせてから塗装します。
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4 履帯の製作 トランペッターの前作であるフェルディナント同様、このキットも履帯が精密に再現されていて、ゴムパッドが別パーツという気合いの入りようですが、 精密すぎてパーツを切り離してヤスリがけをするだけでもかなりの重労働です。 でも、作業の分だけ密度感の高い模型が作れるので、個人的にはこういう35スケールなみの精密な履帯というのは、ゼヒ他のキットでもつけてほしいですねー。 塗装しやすいように1列づつにカットして… 履帯を巻き付けたあと、ゴムパッドを接着しましたが、ホゾが合わず全部切り飛ばしてからの作業だったので時間がかかりました。 |
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5 キャビンの製作@ キャビンと荷台は一体パーツですが、この先の作業工程を考え、運転席後部でカットしました。 FAMOクレーンは2列目の座席がないので、後部座席パーツのホゾ穴はパテで埋めてしまいます。 また、荷台パネルの分割ラインも異なりますので、あとでケガキなおすので、モールドはすべてツルツルにしておきます。 |
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6 キャビンの製作A オープントップなので、ドアの裏側などもモロ見えなので、押し出しピン跡(エンジン隔壁部分が特に激しい)や裏側の接着用ガイドの段差をフラットにします。 座席側面壁パーツは、1列目座席後部に合わせてカットします。 運転席のメーターまわりは、キットのモールドとエッチングの形状が全く違うのですが、後期型の形とも違うようです。インテリアの資料がないので、ちょっと太めのシフトノブを含め、キットパーツをそのままで組み立てました。 とりあえず車体に接着。 |