部品数が多いキットですが、パーツの大半は足回りなうえ、今回は後部座席や荷台を作らないので、大きなヤマはすでに超え、あとはサクサクとボンネットを組み立てて、レジンのクレーンを載せるだけなので、2回の製作記でおしまい … の予定でしたが、悪いビョーキが出てチマチマ工作をはじめてしまったので、今回では終わりません。(苦笑)
1 車体前部の製作 チラリと見える程度であれば追加工作の必要もないくらい精密な出来のエンジンですが、それ以外のエンジンルームはあっさりとしていてチグハグな印象なので、ちらっと見えてもいい程度に軽くディティールアップしました。 ・ 隔壁にそれっぽく配管を追加 他の72キットでも類を見ないほど精密に再現されたエンジン(なんと13パーツ!)がついているので、誰が作ってもこんな感じに仕上がります。 ボンネットフード上のリベットは、かなり大味なモールドですが、削って小さくするのもメンドーなのでパス。(←コラー) あとで車体全体の色調を合わせるため、この時点ではフロントバンパーをつけて軽くドライブラシまで。 |
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2 タイヤの複製 パーツが多くて楽しいので、レベルではなくトランペッターを選びましたが、ゴム製タイヤは困りものです。 @ タイヤの内側にエポパテを詰め硬化 |
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3 荷台の製作 CMKのレジンキットには荷台も入っていますが、車体との接着強度を考え、キットの荷台を使いました。 ・ パネルの分割部分をちょっとだけ隙間をあけて、いつものようにタバコの内紙で滑り止めを再現 う〜ん、雑誌の作例で見るような、マルチマテリアルな荷台になりました。一度やってみたかったんです。(笑) ちなみにレジンパーツはお湯をはった紙コップに入れ、電気シェーバー用の発泡性洗浄剤を放り込んで数分間放置してきれいにしました。 |
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4 クレーンの製作 クレーンのパーツは1ピースで抜かれていますが、手元資料の写真では、台座カバーがなく、斜めに配置されたギアが露出しているものがあります。 工作は、湯口のためモールドのない背面を中心に、リベットや台座カバーの取っ手などのディティールを追加しています。 アームはベースに配置して、長さや角度を決めてから作ります。
キットでは一番短くなった状態を再現しているようなので、とりあえず先っぽの滑車部分でカットし、ディティールを追加しておきます。 |
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5 車体の塗装 前輪はちょっと後ろすぎの気がするので、気持ち前にズラして取り付けました。 レジンパーツは、過去にも特に問題がなかったのでプライマーを塗らずに塗装しましたが、塗料の定着よりも傷の確認のため、本当はサフくらいはかけたほうがいいですよね。 塗装はいつものやり方です。 ジャーマングレーで各部のディティールを強調しようとする時、全体的に明るくしていくと色味が変わってしまいますし、エッジだけを明るくすると基本色との差がつきすぎてしまうので、塗装が難しいですね。 次回は細部パーツをつけてフィニッシュです。 |