出戻った時に一度PSTのキットを作っていますが、10年たって技術・道具・資料も以前より良くなっているので、ここらへんでリベンジです。
1 使用キット
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2 車体下部の製作 全長が正しいPST(グレーのパーツ)に、イタレリ(緑系のパーツ)からパーツを剥ぎ取って移植します。転輪の車軸は、どうせ見えなくなるので強度も考えPSTのままにしておきます。 車体側面パーツの移植が終わったらところで車体下部を箱組みします。 |
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3 車体上部の切り離し 車体前部はプラ板を使って「ローマ人の鼻」と呼ばれる後期型のフロントノーズに改造するため、早く車体下部と接着してガリガリいじりたいですし、車体後部はエンジングリルにメッシュを貼ったりフックをつけたりと、別にしておいて細かい作業をしたいところです。 そこで、PSTのプラがとても柔らかくてナイフで楽に切ることができるので、上記の作業工程の矛盾を解消するため、思い切って車体上部を前後に分割することにしました。
なんとなく、わざわざ作業を増やして自分の首を絞めているような気も…(苦笑) |
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4 車体上下の接合 車体前部は装甲板の角度の変わり目に現物合わせてプラ板を張り、後期型のノーズを再現しました。 車体下部との接着では、東欧キットですからもちろんパーツは勘合せず、十分にすり合わせをしてあります。 その後、いつものようにタミヤのラッカーパテを「溶きパテで溶いた」ドロドロパテをブラシで叩きながら塗布して鋳造表現をしました。 |
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5 車体後部の製作 @エンジン点検ハッチのふくらみは、スケールが小さいのにナゼかPSTより大きいフジミから持ってきました。 A 側面の吸気ダクトの枠はパルトのエッチング、内側の金網は、パルトは目が詰まりすぎていたので市販の金網を使用 B 後部の排気ダクトのルーバーは、エッチングを組むのが難しいので、使い勝手の良いプラ板で自作 C その他、あとで追加するフックなどのモールドを削り取ってあります。 排気ルーバーは、車体と接着する前に裏側から塗装したので、ちょっとばっちくなってますね。 |
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6 車体の接着 車体後部パーツは、光がもれないように裏側に黒く塗ったプラ板を貼って、いよいよ車体と接着です。 また、車体側面にはランナーから削いだ部品番号を貼って、鋳造番号を再現しました。
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7 足回りの製作(転輪)
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8 足回りの製作(車軸) 今回は車体がPST、転輪がイタレリです。こういう流用の場合、たまには径がピッタリということもありますが、まあ、たいていは接合に調整が必要になります。 車軸が太く、転輪側の受けが小さいという状態なので、転輪の受けを削って拡幅するという方法もありますが、今回は車軸をカットし、転輪の受けに合う細いプラ棒に替えるという方法をとってみました。 |
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9 砲塔の比較
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10 砲塔の製作 せっかくついているモールドはすべて削り取ります。 その他の流用パーツは また、砲塔中央部には、一度切り離してスリットを削り込んだベンチレーターカバーを再接着しました。 |
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11 砲身の製作 上から順番に …ということでAのローデンを採用。 |
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12 仮組み
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