近年のミニスケールキットの充実ぶりを見て、出るか出るかと待っていましたが、その気配もないので自作することにしました。
1 使用キットと設定 みなさんはこの車両をどう呼んでいますか? 独軍車両は詳細な資料があるので、パーツの形状変更の変遷や時期がはっきりしています。 今回は「1944年11月生産車」という設定で製作します。 基本的には4号J型の最後期型がベースで、一番の特徴は製造簡素化のために上部転輪が4個から3個になったことです。 |
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2 車体下部の比較 手持ちのキットを比べると、以下のようになります。 【B】ドラゴン 4号突撃砲後期型 【C】レベル 4号J型 |
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3 車体下部の修正 ということで、車体下部は上部転輪が3ケで給油口位置が正しい「B」
ドラゴンの4号突撃砲後期型を使うことにしました。 【側面】 【後部】 |
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4 ボギーの修正 別パーツになっているボギーを、車体側にある凸に接着するのですが、仮組みしてみると、どうしても浮いてしまって車体に密着しません。
決して固定用の出っ張りなどではありません。車体側はフラットですから。
また、ボギー基部のボルトを2つ削り取りました。(赤い囲みの部分)
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5 車輪の修正 【起動輪】 【転輪】 |
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6 車体上部の製作@ 車体下部は、エンジンデッキまわりの表現が繊細なレベルの4号J型を使いましたが、ドラゴンの車体下部と特別な修正なしにフイットしました。 戦闘室はドラゴンのL/70ラングから流用しました。 @ 戦闘室後部は天板の後端でカット。 A 戦闘室後面の板 B 戦闘室前面の板 |
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7 車体上部の製作A C 戦闘室を接着し、前面の左右のはみ出た部分をカット D 透過防止に内側を黒で塗装したあと、側面装甲板は1ミリプラ板で再現 |
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8 戦闘室の修正 【ハッチ】 左側の四角い車長用ハッチは少し小さいようなので、ナイフで開口部を大きくしました。 【防盾】 |
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9 表面の加工 【圧延鋼板】独軍戦車の装甲板である圧延鋼板の再現です。 防盾は鋳造なので、上記と同じ手順で表面処理をしますが、紙ヤスリで撫でるのを控え目にして、荒れを残したままにします。 また、運転手視察孔左右の尖頭ボルトはチャーチルの時と同じ手法(ナイフでえぐったV字の穴にランナーを押しつける方法)で作りました。 |
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10 フェンダーの修正 フェンダー上面の滑り止めは、一体モールドされた工具と一緒に削りとってしまったので、いつものようにタバコの内紙を貼って再現しました。 その他、前後のフェンダーにプラ板でディティールを追加したほか、戦闘室前後の車体との接合部をプラ板で追加しました。 |
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11 車体の仮組み 長い砲身や転輪などを仮組みしてみると、この車体の特徴的なシルエットが現れてワクワクしますね。 誘導輪は鋳造製にしたかったので、レベルから流用しました。 |