TigerT(後期型)製作記 その2

これなら最初からレベルのキットにコーティングをした方が作業が少なかったのではないかと思うような状態ですが、ドラゴン初体験ということで、それなりに楽しんでいます。 まあ、何事もやってみないとわからないということですね。

固まった塗料の瓶にうすめ液を入れて、久しぶりに塗装です。

1 車体の基本塗装@

いつものように、車体は119 RLM79サンドイエローで下地塗装をします。

機関室はタイヤブラックで塗装

2 車体の基本塗装A

1日しっかりと下地を乾燥させてから、ダークイエローで全体にもれなくドライブラシをかけます。

コーティング部分では角だけに色がついてしまい、平面部分と色調に差が出てしまうため、少し溶剤を多めにして溝の中にも塗料が入るように、筆を横方向に動かして塗装し、溝の奥にほんのりと下地色が残るようにします。

3 車体の基本塗装B

45セールカラーに少しだけダークイエローを混ぜたもので全体の7〜8割の面積をカバーするようにドライブラシをしました。

普通だとダークイエローにつや消し白を混ぜて明度を上げていきますが、今回は脇役ということで少し地味にしたかったのと、クレオスのダークイエローは、3色迷彩にすると黄色味が強調されすぎて色の調和がとれないように感じていたので、今回はあまり黄色っぽくならないようにしてみました。

4 車体の迷彩@

3色迷彩は、各色が細いので、「How to〜」で紹介している「網目状迷彩」の要領で塗装してあります。
緑、茶ともにそのまま使うと色がとびすぎるので、車体色と混ぜて塗るのがポイントです。

まず 70 ダークグリーンとセールカラーを1:1で混色したものを溶剤でじゃぶじゃぶに薄め、だんだん濃くしながら数回塗ります。

その後バランスをみながら同様に混色した41 レッドブラウンでラインを描いていきます。

最後に、迷彩をてきとーに描いたおかげで線が込み入ってうるさくなってしまった部分を車体色で塗りつぶして全体のバランスをとります。

5 車体の迷彩A

迷彩色がしっかりと乾燥したところで迷彩を修正していきます。
(写真@は前項の状態)

まず線の輪郭にそって車体色でドライブラシをして、迷彩の輪郭をぼかします。
(写真A)

その後、細い面相筆を使って、迷彩色の消えてしまった部分をリタッチして迷彩模様を整えます。
(写真B)

薄めた塗料で撫でたり、乾きかけた塗料をこすりつけたりといろいろやって表面のつやがバラバラなので、面を整えるため、幅広の筆で車体全体を車体色で軽くドライブラシして各色をなじませました。

ちょっと黄色味が少なすぎるように感じていたので、ダークイエローを少し足した色を使いました。 少し色が変わったのがわかるでしょうか?

部分的に強くドライブラシをして、迷彩に濃淡をつけてみました。
(写真C)

本当はサイドスカートをつけて塗装したかったのですが、スカートをつけると履帯が取り付けにくくなるし、履帯をつけてしまうと車体の工作をするときに持つ部分がなくなってしまうため、この状態で塗装しました。
相変わらず段取りが悪いです。(苦笑)

6 機関室の塗装

タイヤブラックでの下地塗装のあと、白を混ぜると青味が強くなってしまうので、今回は317 米海軍機用グレーを混ぜてドライブラシ。

ディティールが浮き出てくると、自分で見ていてもワクワクしますね。

7 溶接跡の再現

こちらも「How to〜」で紹介しているタミヤパテ+接着剤で溶接跡を再現しました。
車体塗装のあとに作業をするのは、塗装によって溶接跡のディティールが埋まってしまうのを防ぐためです。

天板の折れ線のところの溶接跡は、資料によってあるものとないものがありましたが、いいアクセントになるので採用。 あと、砲塔側面の視察孔の目止め溶接も再現してみました。

溶接跡の塗装は、車体色よりも明るめに調色した塗料で行うと、あとで墨入れをした時にちょうどいい感じになります。

8 機関室パーツの製作

レジンパーツのままでもよかったのですが、せっかくの見せ場なので手を入れることにしました。

● 燃料タンク
表面のモールドを削り、ピンバイスで資料にあったディンプル加工された表面にしました。
左側には加工したタンクを使い、右側は天板で隠れてしまうのでオリジナルパーツのまま使っています。

● 機関室上面パネル
モールドがシャープなレベルのキットを本来の分割線に沿ってカットして使いました。
下の斜めの部分(ラジエターへの導風用)は、燃料タンクに合わせて現物合わせで作りました。


 で、とりあえずこんな感じで次回へ

 

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