シャーマンのシャーシを使った派生車両はたくさんあり、どれも個性的で魅力あふれる車両ばかりです。
その中でも好きなアキリースを、新作キットが出る前に(出るのか?)2個イチで作ります。
1 使用キット ベースはエクストラテックのアキリース。2009年10月現在、唯一のインジェクションキットです。 足回りは定番のドラゴン製シャーマンを使って、高密度のアキリースを作ります。 |
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2 車体下部の製作(その1) シャーマンの車体前部(デフカバー)は、何種類かの形状がありますが、アキリースは「シャープノーズ」といわれる先の尖ったものが多いようです。 シャーマニアの方によると、ドラゴンのキットは形状に問題があるそうで(特にシャープノーズ…泣)、北海道AFVの会入賞者のシェパードさんが1/35の解説図を作ってくれました。感謝! |
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3 車体下部の製作(その2) 解説図を72スケールに換算して行った修正は… 起動輪が前に移動したため、転輪との位置関係が変わってしまいますが、こう部分を修正しだすと永遠に作業が終わらないのがシャーマンなので、まあその辺は見なかったことにします。(←オイオイ) また、デフカバーの延長分が納まるように、車体前面下端をカットして、車体上部前面の固定ボルト部分も1o上にずらします。 |
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4 車体上部との接合 デフカバーは溶きパテで鋳造表現をしておきます。 ドラゴンの車体下部は、スポンソンの底面になる左右の張り出しをカットして、エクストラテックの車体上部パーツに合わせます。 コンポジットハル車体を作った時もそうでしたが、ドラゴンとエクストラテックは以外とすんなりハマるんですよね。 |
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5 足回りの製作(その1) ドラゴン製シャーマン系列の一番の問題点は足回りです。 脱腸ボギーの改修作業によってパーツの裏面に段差ができてしまい、せっかく形状が良くなったのにパーツの勘合が悪くなってしまいました。 ボギーは平面が多いので、合わせ目の調整はしっかりと行う必要があります。 |
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6 足回りの製作(その2) 気持ちよくガリガリとヤスリがけをしてボギーの面出しをするため、余計な出っ張りはすべて落としてしまいます。 @ 内側の幅をリターンローラーの幅に合わせた「コの字型」プラ板を接着 A その下に三角形のプラ板を接着 B 三角面の下側に補強リブを追加 C リターンローラーはなぜかモールドのキレが良い裏面側をこちら側に向けて使用。 D リターンローラーの軸受け基部にディティールを追加 E スキッドはプラ板で作りましたが、曲げクセをつけることを考えると金属加工のほうが楽かも。(スキッド固定のボルトもプラ棒で再現) キットのオリジナルパーツと比べて、労力のわりにあまり変わらないビミョーな差ですね。ま、自己満足ということで。(笑) 前回のボギー工作はこちらから |
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7 車体内部の製作 運転席ハッチから少しだけ中が見えるので、室内をプラ板で自作しました。 写真のように床板ごとユニットで作ってはめ込むようにすると作業がしやすいです。飛行機のコクピット方式ですね。 エンジンとの隔壁も、ディティール再現はちょっと平板だったので、オイルクーラーを中心にプラ板でリセットしました。 車体内部の写真などの資料は大量に出回っているので、もっと手を入れたくなりますが、あんまり見えないのでシルエットが判別できる程度の工作で「我慢」しました。 |
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8 足回りの製作(その3) @ 筆が奥まで入らないので、起動輪、ボギー、誘導輪、車体を別々に塗装し接着 また、後部誘導輪は車体への接着面が浅いので、履帯のテンション対策で、車軸に0.5o真鍮線を入れて補強しました。 |
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9 車体内部の製作 ハッチや砲塔上部からチラッと内部が見えるので、砲弾ラックやシートをプラ板で自作しました。 砲弾はいい素材がなかったので、プライザーの独戦車兵フィギュアについていた砲弾(88?)に、旧日東のプリーストの弾頭をつけて無理矢理作りました。 榴弾と徹甲弾を塗り分けて、固定用のベルトも作ってみましたが、あんまり見えないからこれでいいでしょ?(←読み手に同意を強要) 車体内部は少し暗めに塗装しましたが、車体上部を仮組みして内部の見え方を確認しながらさらにディティールを追加するか考えます。 ※ 次回も手を入れるトコ多そうだなー。 |