細かいパーツを先に付けてしまうと、筆塗りの時にパーツが破損してしまうので、いつものようにこのタイミングで追加していきます。

「前面」「側面」「後面」「上面」と、各面ごとに作業を区切って、資料を見ながらチマチマとパーツを追加します。　作業効率は悪いですが、ひとつの面が終わるまで他の面に手をつけないようにすることで、作業の漏れを防ぐようにしています。

それにしても最近のドラゴンのキットは省略が多いですね…。

ペタード砲はこの車両の特徴ですから、細かいところまで頑張って再現しました。
砲身は丁度良い径のプラ棒がなかったので、ランナーを使いましたが、もう少し太くても良かったかも。　

また、砲塔側面の信号旗用の筒は布製なので、エポパテで柔らかい感じに形状を修正しました。

奥まで筆が届かないので、組み立てと塗装を繰り返して形にしていきます。

まず排気管の塗装を済ませ、その上にカバーを自作しました。
カバーは排気管の熱で塗装がとれたところに雨などの水分で錆がでた感じに塗装して、さらにその上にウインチの架台をプラ材で自作しました。

また、車体前部には運手席視察孔のフタをプラ板で自作しました。

橋を追加してキットを持ちにくくなる前に、車体のウエザリングを終わらせてしまいます。

�@　まず、溶剤でジャブジャブに薄めたエナメル黒を凹部に流し込みます。

�A　数時間乾燥させたあと、溶剤だけをつけた筆で表面を撫で、凸部についた余計な塗料をぬぐい取ります。
このあと、時間をとって溶剤をしっかり乾燥させます。これを怠ると塗膜が溶けて色が濁ってしまいます。

�@　ラッカーの�ｂS０ ジャーマングレーで塗装の剥げを再現します。
ついつい楽しくてやりすぎてしまうので注意が必要です。

�A　ラッカーの�ｂS１ ダークブラウンで車体下部を中心に塗装が剥げた部分がさらに錆びた状態を再現します。
　やりすぎるとスクラップ置き場の車両になってしまうので、ジャーマングレーの間に少しだけ追加します。

�@　エナメルの茶で錆が流れた状態を再現します。

�A　さらにエナメルの黒で雨が流れた跡を再現します。
この部分は「Ｈow to〜」で詳細を紹介しています。

まー何と言いますか、変化が微妙すぎて、どれも同じように見えますね。（苦笑）

金属感を出すため、エッジに銀でドライブラシをかけます。

砲口なんかはキラリと光ると「生きている車両」って感じが出て効果があると思うのですが、今どきエッジに銀なんて流行らないんでしょうかね。
出戻りおやぢモデラーのやる事なので、大目に見てください。（苦笑）

↓で、一応、車体の完成です。

車体は完成ですが、ワイヤーを張る作業で破損しそうだったので、車長用キュープラ前につく直接照準器は最終段階で設置することにしました。
また、履帯回りの土や泥も最終仕上げのときに施すことにします。

まずは橋をつけてワイヤーを張らなきゃ。