| 1 車体の塗装@ タミヤとクレオスのラッカーを混ぜていきますが、車体の下側ですでに問題ない事を確認済ですので、車体上面も同じように塗っていきます。 フライホークは細かいパーツが多いので、塗装で埋もれてしまうとか、筆があたって折れてしまうとかという事を考え、どこまで先にパーツをつけてから塗装をするか迷いました。 @ 下地〜MrカラーbQ2 ダークアース 最初から最後の色だけ塗れば済むんじゃないの?…という考えもあるかもしれませんが、やはりラッカーを重ね塗りして色が混じる(泣く)ことで色味が深まると思いますので、このような方法をとり続けています。 |
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| 2 溶接跡の再現 セロテープをガイドにして、タミヤパテと接着剤を混ぜたものを使って溶接跡を再現しました。 このスケールで溶接跡を正確な縮尺で再現するのは難しいですが、ソ連軍はエポパテを使って太くて雑に仕上げ、ドイツ軍は今回のようにきれいな仕上がりになるようにして差別化を図っています。 溶接跡の製作方法はHow to〜で 車体前側は、キットのプラ材の厚みや組み立て構成により、実車とは違う面構成となっていて、このまま組み上げるとないはずの位置に継ぎ目ができてしまいます。
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| 3 パーツの追加@ 砲塔 ここからは「アハトゥンク・パンツァー」と首っ引きで、1942年4月生産車としての仕様を確認しながら再現していきます。 今回買ったキットには、本来は別売りのペリスコープセットがおまけでついていたので、もちろん利用させてもらいました。 キューポラからチラリと見えるだけですが、正面を向いたペリスコープのガラス面には内側に縦線を描きました。外側からもチラリと見えるので、情報量が増していい感じになりました。(自己満足) @ 0.2ミリ径の銅線で輪っかを追加 A 開いた状態を再現(ステーは短くカットしました) B 吊り下げフックは一体成型だったので、先端部だけプラ板でリセット C エッチングの直接照準器(失くした時のために予備も含めて2ケついています。親切) D キューポラは周囲に排水用の穴を追加 E 雨どいは0.14ミリ厚プラ板でリセット |
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| 4 パーツの追加A 車体前部 @ 牽引ホールドは側面の断面を薄く削りました A 左右のフェンダーは跳ね上げた状態を再現するためキットパーツは使わず、0.14ミリ厚プラ板で作り直しました。 B 天板は自作野郎さんのハッチがない状態を再現したパーツを使いました。左右のブレーキ点検ハッチも開いた状態で一体成型だったので、作業途中での破損を防ぐため、先に切り離しました。 C 吊り下げフックは砲塔と同じように先端をプラ板でリセット D ボッシュライトに伸ばしランナーで配線を追加 |
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| 5 パーツの追加B 車体後部 @ 0.2ミリ径銅線で手すりを追加(基部の左右の出っ張りは伸ばしランナー) A 吸気部のフタは説明書で左右を間違っているので修正 B 煙幕発生装置は車両の生産時期を考え台座だけ再現 C 補助エンジンのマフラーは固定バンドをプラ板でリセット D 上下2枚の横板は断面を薄くし、縦板はプラ板でリセット E 張力調整器の先端は小さな突起を追加、L字のパーツは薄くしました。 さらにこのあと、車体後部の牽引ワイヤー固定用のL字金具を0.2ミリ径銅線で追加し、車体側面には予備転輪ラックも追加しました。(このラックは最初からこの形に曲げられていたものです。何のキットのだったかなあ。) |
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| 6 パーツの追加C 車体前部 追加したパーツをリタッチの要領で塗装したあと、別に作っていたハッチなどの出っ張ったパーツを追加しました。 @ 作業途中での破損を防ぐため切り離してありましたが結局プラ板で作りなおしました。 A 前方ハッチ裏面の開閉機構は単なるモールドだったのでプラ板で立体的に作りなおしました。 B 消火器は台座の金具だけ再現しました。 C 固定ベルトは余ったエッチングのバックルを使いました。 D アクセントに水筒を2ケぶら下げました。 E 側面ハッチにはキューポラ同様ペリスコープセットの透明パーツを追加しました。 F プラ板でラックを作りジェリ缶を載せました。 G 昇降用金具をプラ板で自作し、開いた状態で再現 また、前フェンダーの裏面にヒンジ金具のリベットを追加しました。
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| 7 パーツの追加D 車体後部 @ 機関部側面のフタを固定するレバーもプラ板で作りました。 A バールの固定金具中央の取っ手はエッチング B ハッチ、冷却ファンともに自作野郎さんのインテリアキットに含まれているパーツです。 また、雑具箱下端の木製ガードは細かくリベットも再現されていますが、厚すぎるので薄くしました。リベットを犠牲にして薄くするほうをとりました。 |
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| 8 仕上げ作業@ 墨入れ (最近は仕上げ作業は簡単に書いてしまっていたので、ステップごとに少し丁寧に説明します。) いつものように、油彩の黒と茶色の混色を極薄に溶いたもので墨入れをして、半日乾燥させたあと、溶剤をつけた筆で表面を撫でて不必要な部分は拭き取りました。 ここからの仕上げ作業によって、「ただの色を塗った模型」が大きく変貌することになります。
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| 9 仕上げ作業A ラッカーでのチッピング チャコールグレーでハゲチョロを描きました。いつもはジャーマングレーを使いますが、今回は車体色が明るいので、描いたハゲチョロ表現がきつくならないように、少し明るめのチャコールグレーを使いました。 手や靴、他の金属が触れて塗装がはげる位置をイメージしながら、極細の面相筆の先でチョンチョンと突くように点描しました。 今回は車体が明るい色だったので、HBのエンピツで車体のエッジを撫でて輪郭を際立たせました。 |
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| 10 仕上げ作業B エナメルでの墨入れ 前段での油彩の墨入れの目的は、溝や凹部に黒い塗料を流し込んで、境界をはっきりさせることです。 油彩の墨入れ…溝に施して輪郭をはっきさせる。(黒にほんの少し茶色を追加) |
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| 11 仕上げ作業B 砂の再現 色の濃いパネルの裏面は、黒で墨入れをしても効果がないので、ウエザリングカラーのサンドで墨入れをして、形状や輪郭をはっきりさせました。 この部分は地色が濃いのでハゲチョロはジャーマングレーで描き、そのうえに油彩の墨入れ、エナメル茶色での面のアクセントと重ねたうえにさらにウエザリングカラーを凹部に流しこみました。 仕上げ作業の4つ全ての作業がフルコンボされるとこんな感じに仕上がります。 |
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| 12 仕上げ作業C 油汚れの再現 後部のマフラーは、排気だけでなくオイルの噴出などもあったと思われることから、アクセントとしてベタベタしたオイルを再現しました。 これは、いったんエナメルの黒で流れた跡を描いた上から、アクリルのスモークを重ねることで、ツヤのある粘度の高い汚れたオイルを表現しました。 |
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