アタックコン参加作品 グリレH製作記 その2

車体内部の工作がおわり、次は問題の足回りからです。(アタックのキットで問題のないトコなんてあるのか。)
そうは言っても、作りはじめると、リベットなんかも大きいぶん、塗装するとメリハリが効いて案外いい感じになるのでは…という印象です。この印象のまま製作が続くといいのですが。

アタック100%  グリレH 

アタック0% ユニモデル 38t 改造

 もみじまんじゅうのような「ほっこり」した起動輪はやすりで面出しをして歯はプラ板でリセットし、抜きテーパーでプリンのような形の上部転輪はプラ板を一巻きして直径をおおきく。
 モールドは良さそうな感じですが、起動輪や誘導輪は裏表のパーツをあわせると履帯よりも幅が狭いためプラ板をかませたり、上部転輪は裏面をみると取り付け用の穴がセンターからずれていたりして、なかなか油断できません。
上部転輪は転輪と厚みをそろえました。上部転輪の直径はアタックのUMの中間くらいがちょうどいいのでは。

履帯は前後上下の4パーツで、前後のパーツはアタックのHPによると棒にあてて曲げ癖をつけるよう説明があります。側面に刻みがないのでゴムキャタのよう。

フェンダーは起動輪との隙間が小さく履帯に干渉するので、履帯接着後に現場あわせで取り付け、車体前部との接合部はプラ板で。

起動輪の位置が高いように感じ車体側面前部ごとカットして1ミリ下げました。サスは別パーツですが、固定用のホゾの位置がずれているのか、転輪をつけたら後ろ2輪が地面から浮いたので着け直しました。

履帯は通常の連結式ですが、センターガイドの幅と転輪の厚みがタイトでした。

フェンダー前部内側が肉厚なので、アタック同様プラ板でリセット。

戦闘室前面パーツ。裏側から削って少しうすくして、キットパーツにあわせていい加減な視察孔を自作
図面を横目で見ながら現物あわせでプラ板で自作。
一体成形の戦闘室装甲板はゆがみをとるため面ごとにカットして車体へのフィッティングを調整(でもゆがみは取りきれず)。厚さは他のパーツに合わせて「ほどほどに」うすうす攻撃
装甲板各面は図面を見ながらフリーハンドで切り出し。まあこんなもんかな。前面は0.5ミリ、側面は0.3ミリプラ板で。戦闘室後部は室内を作ってから。
地色をUMに近づけるため、サフがわりにダークイエローを塗って下ごしらえ。

両キットとも、下ごしらえのあと、足回りはMrカラーbQ2 ダークアース(英空軍機色)、上半分はbP19 RLMサンドイエロー(独空軍機色)で下地塗装。乾いたあと@ダークイエローAダークイエロー+つや消し白でドライブラシ。 

薄いプラ板から光が透けないようにサフがわりにシルバーを塗って下ごしらえ。

両キットともリベットが塗装で埋まってしまうのを防ぐため、第2段階までの塗装のあとで接着。(アタックはやすりがけで消えた部分の修復)

両キットとも、リベット部分にダークイエローでリタッチしてから、3段階目としてさらにつや消し白を混ぜたものでドライブラシ。
墨入れをしていないのでディティールはよくわかりませんね。迷彩パターンはどんな風にするか思案中。
ゆがみ、バリ、よくわからない形状と三拍子そろったSiG33。とりあえずパテで気持ちだけ修正。 次回はここから
【 リベットのはなし(おまけ) 】

リベットはハセガワのスチュアートからはぎ取って使っています。(ハセガワさん、こんな使い方してごめんなさい。)

スチュアートのリベットは3種類の大きさがあり、移植先キットのオリジナルモールドにあわせ、アタックには大きなリベット、UMには中くらいのリベットを使っています。

つけ方は、
@キットにはリベット位置を鉛筆でマーキング
Aリベットをナイフではぎ、色定規の上など見やすい場所におく
B裏表を確認(カット前に塗装しておくと確認が容易)
Cキットの接着面に爪楊枝でタミヤセメントをチョンとつける
Dリベットをナイフの刃先で軽く刺して接着面におく
E1列終わったら流し込みセメントで完全固定

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