● 顔 の 塗 装 

出来の良い車両にはかっこいいフィギュアを組み合わせたいものです。
このスケールでも、ただ単色で塗るのではなく、色を重ねていくことでリアルな顔を作り出すことができます。

あまりアップにすると雑なのがバレバレで恥ずかしいのですが、塗装の段階はわかりやすいので大判の画像で紹介します。今回は服もこの色を地色に使ったので全体が一色ですが、あくまでも顔の塗り方部分のみの説明です。

  1 下塗り
顔の地色として、bQ2 ダークアースを塗ります。
この色が顔の窪んだ部分の影になります。
2 肌色
bP12 キャラクターフレッシュを塗りますが、あまりにもピンクすぎるので、bP19 RLMサンドイエローを混ぜて色味を調整し、全体に塗装します。
日焼けした顔にする時はサンドイエローの割合を増やします。
3 ハイライト
bS5 セールカラーでハイライトを入れます。
おでこ、鼻筋、頬、あごと、上から光があたった時に明るくなる部分を中心に塗装します。

 

   4 頬紅
上の状態のままでは蝋人形のようなので、ここで血の通った人間にします。

顔の真ん中を、「耳〜頬〜鼻〜頬〜耳」と、横断するように色味をつけます。
赤を使うと色味が強くなりすぎるので、bV 茶色を、上記2で作った肌色と混ぜて使います。

    5 ひげ
bT2 フィールドグレー2を薄めたもので、口の周りにかるく筆を走らせます。
あまり色を濃くすると、マンガの泥棒みたいになるので注意が必要です。
  6 墨入れ
エナメルを溶剤でじゃぶじゃぶに薄めたもので墨入れします。
全体にウオッシングしてしまうと、せっかくの肌色がくすんでしまうので、溝に流し込むようにして範囲を限定します。

 

  7 拭き取り
墨入れしたものを乾燥させ、今度は溶剤だけつけた筆で必要のない部分のエナメル塗料を拭き取ります。

 

8 つや消し
最後にbR0 フラットベースを塗ってつやを整えます。
服と違ってあまり艶を消しすぎるとカサカサ肌になってしまうので、うすめ液を多めにして「つや消し」と「半つや」の間くらいになるように注意します。

 

 

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