パンターF ベースの製作

1 建物の製作@

建物はTM DIORAMA社のバキュームキット。
横壁を逆向きに接着して、屋内(内壁)という形で使っています。
また、余った壁面パーツを流用して、窓をレンガで塞いだ状態を再現してみました。

2 建物の製作A

ベースに合わせて適当にカットした壁の断面をエポパテで整形します。
パテが硬化する前に四角のプラ棒でスタンプを押すように凹みをつけて、レンガの崩れた断面を再現しました。

3 梁の製作

屋根が一部でも残っていると、こちら側が屋内だとわかるので、まずは梁をつけました。

建築関係の人が見たら怒り出すような適当さでプラ棒を組み合わせてあります。
ま、見えなくなるからいいか。

4 屋根の製作

女の子がプレゼントに使うカワイイ箱の内側に使われているような、断面が波状になったクラフト紙を文房具店で購入。

ロシアングリーンで塗装したあと、トタン板っぽく切り出してから、断面にナイフを入れて紙の表層だけを残すように剥ぎ取りました。

梁に接着したあと、トタン板はピンセットでつまんで歪ませました。

5 建物の仕上げ

レンガの隙間は黒で墨入れせずに、アクリル絵の具の白を流して目地っぽくしました。

扉はプラ板で自作です。

6 アクセント

レイアウトの中に空間があいてしまうので、工場として使っていた建物という設定にして小物を配置してみました。

ミリキャストの移動式溶接機とゴフィーモデルのドラム缶で、どちらもレジン製です。

こういう小物が情景を豊かにしますよね。
もっと家具などがリリースされればいいんですけどねー。

7 瓦礫

いつもは地面に使う100円ショップの軽量紙ねんどですが、余りが出た時に、厚さ2o程度に伸ばした物を作り置きしてありました。
これを、幅2o程度に細切りしたあと、さらに短くカットしてレンガを作ります。
四角にならない瓦礫は、コルクボードをピンセットでほぐして作ります。

どちらもヨーグルトの容器のような小鉢に取り、茶系の塗料で絡めて、染みこませるように着色しました。
さらにパステルを何色かのせて、地面を落ち着かせました。

あ、パステルをのせる前に、もう一度全体のバランスを見ながら瓦礫を追加で撒きました。

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