sd.kfz233 シュトゥンメル製作記 その2

さんざん大騒ぎして,いろいろな方に資料まで頂いて,結局はいつものデッチアップで隔壁を作ったりしましたが,7.5センチ砲の砲架部分も不明な点が多く,引き続きデッチアップの製作記となりました。

資料的価値があるとは思えませんが,巷でも233の製作情報が少ないので,せめて参考になればと思います。

1 主砲(まがいモノ)の製作

砲身はキットのものを使用し,砲尾はハセガワの251シュトゥンメルから流用し,残りはプラ材で自作しました。

1枚目の画像の右後ろのパーツは,キットパーツを加工して失敗したものです。

最初は砲架はキットパーツを加工して利用しようと思いましたが,プラ板から起こした方が早いと判断し,目分量で作りましたが,ひとまわり小さくてもよかったかも。

ドライブラシで飛ばしてしまうような周辺パーツをつける前に,基本部分を塗装し,あとは資料を見ながらパーツをデッチアゲ,つけながら塗装を進めました。

照準器はこれからの作業で,指でひっかけて飛ばしてしまうと困るので,あとでつけます。座席も,砲を車体に接着したあとで現場あわせで作ります。

           

 

2 車体の製作

車体の上下を接着しますが,ディオラマで見える角度限定で見える部分だけしか作っていませんので,無線機や運転メーターなどはつけていません。(そこ!覗き込んだりしない!)

エンジンルームは事前にパステルをまぶして埃っぽくしてあります。

接着後は車体前部のエッジを出すためプラ板で作り直し,開口部をセロハンテープで目止めしてからヤスリがけをし,車体後部の空気整流板のついているパネルのラインと車体前後の接合部のラインを彫りなおしました。

フェンダーは一体パーツになっている前後を切り離し,前部はベコベコにして,側面の雑具箱は裏からプラ板で箱組みして再現しました。

 

3 車体の基本塗装

避弾径始のため斜めになった車体は,手からも滑りやすく塗装の時持ちづらいので,先に足回りをつけます。

タイヤのステアのため,タイヤ取付け基部を斜めにカットして接着しましたが,見えなくなるのをいいことに,かなり適当です。

塗装はおなじみの手順です。

@ RLM79サンドイエローで基本塗装
A ダークイエローでドライブラシ
B 白+ダークイエローでドライブラシ

4 迷彩塗装

迷彩していない資料ばかりでしたが,偵察が任務なのにイエロー単色ってこともないだろうと思い,装甲車やハーフトラックなどの迷彩を参考に,適当にやっつけてみました。

今回は少し暗めのグリーンにしたかったので,フィールドグレー2(独兵の軍服の色)を使ってみました。

・第1段階
フィールドグレー2とダークイエローの混色をジャブジャブにうすめ液で薄めたもので迷彩を描き,だんだんフィールドグレー2の割合を多くしていきます。この段階では筆むらやはみ出しは気にせず作業を進めます。

・第2段階
1日しっかりと乾燥させ,車体を最後に塗った色(白+ダークイエロー)で,迷彩の境界に細い筆でドライブラシをかけ,輪郭の修正を消します。

・第3段階
また1日乾燥させ,車体全体に車体色で軽くドライブラシして,迷彩色をなじませます。

 やっぱり筆塗りで迷彩って無理があります?

 次回は小物を作っていよいよ完成です。

 

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