1 ベース構成の考察 情景を作るときには、いつも複数のレイアウトを検討します。
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2 地面の製作 いつものように100円ショップの軽量紙ねんどをスタイロフォームの上に盛り付けていきます。
まずは指でグイグイと押しながら厚さが5ミリくらいになるように広げていきます。 端の部分はあとでカッターで切り取ると断面がきれいになるので、この段階ではオーバーハングになるくらい外側に余分に盛っておきます。
全体に粘土を広げたら、轍をつけていきます。
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3 ベースの切り出し
ベースよりも大きめに盛った粘土をカッターでベースと同じ大きさまでカットしました。 端がボソボソになった部分は、横板を貼ったあとで、隙間に粘土を詰めて補修します。 ※あとの工程で左上のエリアに水たまりを作っていきますが、この段階で構成が出来上がっているので、左上のエリアの轍は深く作ってあります。 |
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4 車両のフィッティング 次に車両を配置してから、履帯に合わせてベースにナイフを入れます。 車両の両サイドの外側にナイフを入れたら、車両を取り外して、内側にもナイフを入れて、履帯の下の地面部分を削り取ります。 車両を再セットして、前後の隙間に粘土を詰めます。
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5 ベース側面の製作 30センチ角で300円くらいの黒いアクリル板(0.5ミリ厚)をカットしてベースの側面(断面)を作っていきます。 ベースの側面に押し当てて、地形の凸凹をなぞってケガいていきます。
ケガいた線をカッターでなぞって切れ目を入れたら、パキっと勢いをつけて折ります。 4面ともベースには木工用ボンドで貼り付けます。 |
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6 草の製作 100円ショップで3ケで100円の荷造り用の麻ヒモを1センチくらいにカットして、穴を開けたベースに植えました。
http://hinemogura.at-ninja.jp/kusa.html 今回は春近い冬の季節ということで、あまり草は生やしません。
次は、下草ですが、スタティックグラスという3〜5ミリくらいの細かい繊維に、さきほどの麻ヒモの切りくずを混ぜたものを撒いていきます。
ボンドが乾いたら、ベースを傾けてポンポンとたたき、固着しなかった草を払い落とします。 |
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7 外枠の製作 100円ショップの木材をサイズに合わせてカットして、同じく100円ショップの両面テープで貼り付けました。 両面テープなので硬化をまつことなく、形を作ったらニスを塗ります。 |
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8 地面の塗装@ 今回は雪解けの湿った地面を再現しているので、水たまりと乾いた地面の両方を再現します。 【第1段階】土色の塗装 【第2段階】湿った部分の塗装 さらにその上からグロスメディウムを水で溶いたものをの塗ってツヤを出しましたが、溝の深い部分にはメディウムを濃くしてつやを強めに、浅い部分には水で多めに薄めてつやを弱くし、湿り気の差を表現してみました。 |
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9 地面の塗装A 【第3段階】水たまりの再現 |
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10 地面の塗装B 【第4段階】泥の修正 また、この泥を車両と地面の隙間や車輪にも着けますが、せっかく作ったディティールが埋まらないように注意しながら追加していきます。 |
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11 小物の追加 以前購入してあったレジン製のドラム缶ストーブをそのまま使いました。 まず普通に塗装したあと、Mrウエザリングカラーのラストオレンジを全体に塗り、生乾き状態で綿棒でふき取って、錆たドラム缶を再現しました。これはとてもお手軽ですね。 その後、白やグレーのパステルを地面にまぶして、燃え残った灰を再現しました。 |
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12 落ち葉と残雪 @シルフロー(情景素材メーカー)の葉っぱのシートから、1まいづつピンセットではがし、マットメディウムを使って葉を地面に貼り付けました。
Aさらに、鉄道模型用の雪(大理石の粉)をマットメディウムで追加しました。 |