M4A1前期型シャーマン製作記 その1

関東な方々のオフ会で決まったWebのお祭り「ミニM4コン」に参加するために作ったM4です。
                                        
当初はフジミ(旧ニットー)製シャーマンのカットモデルを考えていたのですが,エンジンの出来が少しだけよかったのと,
フィギュアはプライザーを使うつもりでいたので車内が「手狭」になるのを防ぐため,イタレリ(旧エッシー)にフジミの
内部パーツを流用して「お手軽に」作ることにしました。                    
                                        
実際に作り始めてからよく見ると,同じM4A1でもフジミのは前期型,イタレリのは車体前部形状の違う後期型であるこ
とにようやく(!)気づき,また,流用しようとしていた内部パーツもかなり形が違うようなので,結局大改造となってし
まいました。

 ご利用は計画的に

1 車体の修正

  A1後期型を前期型にするため,フジミの前半分を 移植して「ハイブリット車体」にしました。

  フジミの前半分は,さらに数パーツに分割してプラ材をはさみ,ハッチの間隔をあけるなどして,ひと
まわり大きくして接着しました。強力に裏打ちしたいところですが,カットモデルのためそれもできず,割れた壺を復元するようにカケラを貼っていきました。

  その後,タミヤパテで「盛って削って」を繰り返し,とりあえずの形にして,鋳造表現のためタミヤパテで表面を荒らしました。車体後部は角を紙ヤスリでまるめただけです。 
            

2 車体内部@

  作業性を考えて,0.3 ミリプラ板で床板を作り,ある程度完成してから車体に組み込むことにしました。
  本来の装甲板厚を考えると,床が高くなってしまい ますが,そもそも車体全部がプラの厚みで正確でなくなっていますので,これくらいは気にしません。
(痛いッ!石を投げないで下さい!)

  キットの底面に納まる板を作り,戦闘室とエンジンの隔壁を貼り,これを基準に前後にパーツを貼っていきます。正確な図面も手元にないので,各パーツの位置関係から逆算してパーツの大きさを決めて作ります。パーツを作るたびに車体下部キットに組み込み,位置を確認しながら作業します。

  車体上部はとりあえずカットし,内部パーツを見ながら開口部を広げていきます。  

3 車体内部A
  トランスミッション部は,エクストラテックのM
  10/アキリースのパーツに手を加えたもの(作ったもののハッチから見えないのでとってあった)を流用したほかは,各種プラ材で作りました。配管, 配線類は,接着と塗装を考え,伸ばしランナーで作りました。

  コンチネンタルエンジンはキットのエンジン本体とカバーを使い,補機類はプラ材で自作しましたが,床面が高くなったことと前方向に傾けたため車体からはみ出たので,下を少しカットしました。どうせ見えなくなるし。(痛いッ!!岩を投げないで下さい!!)

 

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