パンターF型製作記 その2

私はパンターがあまり好きな車両ではありませんでした。 でも、作っているうち、だんだん好印象になってきました。
でもF型だけかな。(笑)
最近はワンパターンな内容で3回もやってるので、頑張って2回にまとめてみました。では後半をどうぞ。

1 車体の塗装

車体は、プライマー色の上からダークイエローを現地で適当に塗りたくった感じにして、大戦末期の雰囲気を出すことにしました。

プライマー色は、「bQ9 艦底色」と「bW1 あずき色」を混色したものを使っています。 どちらの色も白を混ぜるとピンクになってしまうので、赤味が抜けずに明るくするため、下記ミドルストーンを混ぜて、オレンジ色っぽくしながらドライブラシをかけました。

ダークイエローは、「bQ1 ミドルストーン」に「bS5 セールカラー」を混ぜながら明度を上げ、やっつけ仕事で車体に筆塗りしたような「筆ムラ」を意識して、プライマー色が残るように塗装しました。

また、車体機銃マウントは開口部の形状をプラ板で修正し、接着位置も図面を参考に微調整しました。

 
2 小パーツの追加(第1段階)

タミヤのラッカーパテを接着剤で練った「特性速乾パテ」を使って装甲板の接合部に溶接跡をつけました。(詳細はHow to〜にあります。)

あとは車体塗装の際、ドライブラシで飛んでしまうようなパーツを追加していきますが、「砲塔上面」「機関室」など各エリアごとに区切って、資料を見ながらチマチマと作業します。

グレーはドラゴン、肌色はレベル、白はプラ板、さらにエッチングと楽しい作業になりました。

3 追加塗装

車体は何段階かのドライブラシによって色がついているので、追加パーツはドライブラシの中間段階の色で塗り、さらに明るい色で軽く撫でて、周囲と馴染ませました。

もう力を入れて車体を掴む作業もないので、履帯を履かせてしまいます。
履帯はDS素材なので、塗装前に転輪に巻き付けて長さを確認したところ2〜3o短かったので、ゆっくりと引っ張って伸ばしてから塗装しました。

4 小パーツの追加(第2段階)

ここからは、さらに表層につくパーツや、より細かいパーツ、接着面積の割が少なく出っ張っているパーツを追加していきます。
で、どんどんと触れなくなっていくわけですね。(笑)

砲塔上面や機関室の増加装甲は、アダム・ワイルダー氏の作例を見て、最近の流行に乗ってみました。(笑)

予備履帯はいったん1コマごとに切り離して断面を整えて組み直しました。センターガイドもプラ板でリセット。
シュルツェン架はちょっとオーバースケールですが、側面のいいアクセントになるのでプラ板で自作。
予備履帯ラックの鎖は豆電球のリード線をほぐし、1本だけをよじって作りました。

5 暗視装置の製作

暗視装置は、UHUの時にまとめて作っておいたものを使っています。

車長用キューポラ用は、ファルケなどに搭載した対空機銃とセットになったのがカッコ良いいのですが、取り付け方に疑問があって(キューポラにつく部分がない?)、こちらのタイプを採用。
運ちゃん用はスコープを左右に振った時に投光器も連動するタイプにしてみました。
ま、どっちにしても架空ですが。(笑)

スコープのレンズ部は、ウエーブのHアイズの1o径を使い、投光器基部は自作のボッシュライト基部です。

6 完成

エナメル黒で墨入れ
 ↓
ラッカージャーマングレーでハゲチョロ
 ↓
エナメル茶で雨だれ、錆を再現
 ↓
ラッカー銀でエッジを軽く撫でて金属表現

赤外線暗視装置はイエローの色味を変えて、後付けっぽさを強調してみました。
また、機関室の防弾板は色や向きをバラバラにして、その辺のシュルツェンや装甲板を流用した感じを出してみました。

ちょっとハゲチョロが派手すぎる気もしますが、まあ、雰囲気ということで。(笑)

 

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