1 地面の製作@
いつものようにスタイロフォームを使ってベースを作ります。 1日おいてボンドが硬化したら、100円ショップの黒い軽量紙粘土をスタイロフォームの上に盛り付けました。 端の部分は少しはみ出るように盛っておき、硬化後にカッターで切り揃えました。 また、ジャンクパーツを使ってタイヤと履帯の跡をつけました。 |
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2 側面の製作 作業内容はいつも同じですが、いつもどの順番で進めるかで悩みます。 その後、周囲を重ねて囲うように台座を作りました。 |
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3 履帯の製作 T-34の履帯は、4号G型と同様、BOOTHに出店しているFire
starterさんの3Dプリントキットを使いました。 T-34は片側72枚ですが、この商品は1セットちょうど片側分となっているため、1台分には2セットが必要となり購入時は注意が必要です。 |
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4 車両の固定 車両の底面に0.5ミリの真鍮線を打ち、地面に突き刺しました。 真鍮線を差し込む作業をするときに、車体に力を入れて手で保持できる場所がなくて困りました。本当は車両にディティールを追加する前にこの作業をやっておけばいいですけどね。 最後はどちらの車両も履帯と地面の隙間に残りの紙粘土を詰め、密着させました。 |
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5 ストラクチャーの追加 ・0.3ミリ厚プラ板で木柵を作りました。ロシアっぽく雑な作りにしました。 ・ドライフラワーをいくつか組み合わせて樹木を作りました。 |
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6 地面の追加工作@ @麻ひもを植えて草を再現しました。 A黒と茶のピグメントをアクリル溶剤で溶いて、地面に塗りました。 B地面が濡れた状態を再現しますが、紙粘土なので塗料を2〜3回塗っても時間が経つと全て浸みこんでしまい、元の状態に戻ってしまいます。そこで、アクリルのスモークを塗っては硬化させてまた塗って…を地道に繰り返して表面に被膜を作って、それ以上塗料が浸透して塗装の効果が低下しないようにしました。 |
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7 地面の追加工作A @手前のT-34の周囲は燃えた状態にするため植栽はしないで、細切りにした麻ひもや細かいウレタンくずなどを黒く着色した「ふりかけ」を作り、マットメディウムで固定しました。 Aメディウムの硬化後、パステルの黒や灰色をまぶして車両と一緒に延焼した状態を再現しました。 |
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8 地面の追加工作B @今回は雪溶け時期の設定なので、地面の一部に雪の粉を撒きました。 Aさらにエナメルの茶色をかなり薄め、ほのかに色のついた溶剤を雪の上から塗って、トーンを落として周囲になじませました。 B最後に土が露出している部分には、クレオスのウエザリングペースト「ウエットクリアー」を上塗りして地面の濡れた状態を再現しました。 |
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9 車両の追加工作@ T-34は周囲に破壊されて飛散したパネルや履帯を置きました。 後部パネルはプラ板で作りましたが、全てのボルトが抜けてこんなに綺麗な状態になることはないと思いますが、そこはまあ、見栄えを考えた演出ということで許してください。 あとで作ったパーツはうまく車体に馴染まず、とってつけたような感じになる事があるので、車体やエンジンを見ながら、同じような調子でグレーや黒を塗ったりピグメントをこすりつけたりして、車体全体のトーンが同じになるように注意しました。 |
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10 車両の追加工作A これも35の情景を見てやってみたかった事のひとつですが、転輪の周囲にゴムタイヤが焼け落ちた灰を追加しました。 ピグメントだけでは高く盛り上げることはできないので、マットメディウムを盛って芯を作ろうかを思ったのですが、硬化すると目減りしてしまうので、結局エポパテで小山を作り、その後表面にマットメディウムを塗ってピグメントを振りかけました。 これでディオラマは完成です。 完成画像はギャラリーで |
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